ちいちゃんの昔話

苦笑い

 
 
 
 
 
 
苦笑い…
「ひまわり」2000年5月第69号より 
 最近テレビ、新聞のニュースでうれしいこと、ほほえましい話の記事を探そうとしても見つけきれない。「少しオーバーかな・・・」それどころか、ニュース内容は重く、考えさせられることばかりである。

 私は今月ひまわりの紙面に何かほほえましいこと、もしくは、楽しいことでも書くことがないかと、周りを意識して探している。しかし、見渡してもなかなか無い、いやいや無いのでなく、見つけるだけの心のゆとりと目を持っていないのかも・・・何ともいえない、どちらも当たっているのかも・・・。

 今日ヘルパーさんに家事をしていただきながら、ニュースのことで会話がはずんでいたとき、ヘルパーさんが冷蔵庫のところでドアーを開けたまま、身体が固まっている。「あ~、何をしに来たっけ・・・」と、照れ笑いをしながら言った。(誰でも多かれ少なかれ、一度や二度は経験あることですよね。まずい、ぼけてしまったか~と愕然としてしまうこと・・・)そのその状況を察知した私は「ちょっと、ちょっとー、介護する貴女が先にぼけないでよ・・・」と声をかけた。私もすかさず間の良いところで「つっこみ」ニンマリ・・。すきあらばつっこみをねらって、日頃たのしんでいる。

 彼女も後ろを振り返りながら苦笑い。その日、かなりのぼけが入っているらしく、その後も、献立に長芋をすりその中に卵を入れる。味噌汁にネギとわかめを入れるようお願いしていたところ、しばらくすると、確認の意味もあり、「長いもにタマネギのきみだけ?」と私に対して問いかけてきた。「タマネギ・・・???」さっぱりわからず、ポカーンとするとともに答えようがなくこまってると、ヘルパーさんは長いもに卵、味噌汁にネギを入れることが頭の中で一緒になり「タマネギ」になって言葉としてでたらしい。「まだまだ、ぼけるには早いわよ・・・私、だからおちおちぼけてられへん・・・」その場の雰囲気はなごやか。

 沢山いるヘルパーさんとの会話の中につっこみ、ぼけの乗りでユーモアを持って会話の出来る人が少ない。私は一日中家の中、何かきっかけを見つけてはつっこんで漫才でもしなきゃあ。誰か私と相棒組んで吉本興行にでも売り込みに行きませんか・・・。売り込むには修行がまだまだ足りないかも・・・。

 我が家には毎日、大勢の人が出入りしますので様々なことが起こります。だから、探してみれば、いやいや探さなくても笑ってしまうことがいっぱい行われていて楽しいです。

 しかし、お互いにプライバシーに関わることなので、名前や内容を公表できないことが残念です。

 
 
 
現在のヘルパーへ、見て同じような人が・・・・・
 
良かったね。同じような人がいたのですね。
 
 
変わらん!!
 
いいことなのか?、
 
悲しいことなのか?
 
 
 
 
 
 
 
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小柴 千鶴

えがお株式会社代表取締役、NPO法人夢ハウス理事長。 27歳のとき進行性筋ジストロフィー発症との診断を受ける。 さまざまな困難を乗り越えながら「ITであれば障害者でも仕事ができる」と思いたち「小規模作業所夢ハウス」をスタート。

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