ちいちゃんの昔話

やっぱり書いておこう

1996.2.6
 
朝5時少し前に目が覚めた。それも夢で起こされたようだ。
 
お父さんや堀川さん、北村さんがいてマージャンをしようとしている所。
 
私がお父さんを呼んでいるようで、お父さんは振り向いて笑顔で私に話しかけているようでした。
 
その笑顔は私が見るお父さんの一番いい顔で、会話も出来て嬉しく、びっくりして目が覚めたようだった。
 
今日の夢は心が落ち着いてきた時の夢で自分自身もほっとする面でもあった。
 
夢も見ない、出てこないのでは、私は冷たい人間になってしまっていることで、
 
忘れてない証拠だもんね。
 
 
夢を見た訳は充分理解出来る。
 
昨日は葬儀の時のことを原稿書きしていあたために、お父さんを思い出していた。
 
夕方、NHKのドラマで歳の差がある男女の恋物語で、
 
それを見ながら、涙が止めどなく流れて来て、自分の30年前を思い出してしまった。
 
二人の細い心の動きの書き表わしができたら、心に秘めていたものが発散されて楽になるだろうと思う。
 
でも、書いてしまうと私の秘密がなくなり、魅力がなくなるように思う。
 
隠されているから愁いがおびるのであろう。
 
わたしも 一部は、お墓まで持って行こうと思っている。
 
秘密は大切に心の奥深くにしまっておきます。
 
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小柴 千鶴

えがお株式会社代表取締役、NPO法人夢ハウス理事長。 27歳のとき進行性筋ジストロフィー発症との診断を受ける。 さまざまな困難を乗り越えながら「ITであれば障害者でも仕事ができる」と思いたち「小規模作業所夢ハウス」をスタート。

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