ちいちゃんの昔話

ニッパーかな?

 
ここしばらく爪を切ってもらう事が滞り、よく伸びてしまっていた。
マニキュア塗っても、これでは台無しよ。
 
お風呂に入った時、「爪切って」とお願いする。
 
イメージ 1
 
爪切りを見た瞬間、誰にも言ってない事を思い出した。
 
ちぃちゃんが刑務所のような環境で生活をしていた時、お金に困ってるわけでもないのに、何かしたいために、内職をしたいと主人に言ったら、「しなくてええ」って叱られてしまった。
すでにするように段取りをしていたために、ニッパーを購入したりしてしまっていた。
 
一回だけしたら、えらく臍を曲げられてしまい、どっかの隅っこにニッパーは追いやられていた。
その後、いつともなしに、爪切りがニッパーに変わってしまっていた。
 
主人のプライドの高さ、それも今となれば良かったように思う。
懐かしい品物を見て、27,8年前を思い出した。
 
  • 記事を書いたライター
  • ライターの新着記事
小柴 千鶴

えがお株式会社代表取締役、NPO法人夢ハウス理事長。 27歳のとき進行性筋ジストロフィー発症との診断を受ける。 さまざまな困難を乗り越えながら「ITであれば障害者でも仕事ができる」と思いたち「小規模作業所夢ハウス」をスタート。

  1. トラブルへの配慮

  2. 計画が延びる・・・

  3. 負担を少なく

RECOMMEND

ARCHIVE

RELATED

PAGE TOP